What's New
- 2025/05/06
- 2025年度、劇團有機座の団員募集開始。最終締め切り8月末、受付順に選考しています。
勘に頼った演技では無く、科学的な演技を
スポーツ選手も音楽家も画家も、プロと呼ばれる人、真摯にプロ
を目指す方々は、必ず日々の基礎訓練を怠りません。我々もカン
やその場の思いつきや 好き嫌いで、台本の解釈や演技を進めては
いけません。「水を飲む」と言う単純な身体的行動でも、水を飲
む動機は沢山考えられます。のどが渇いたからと言う 条件でも、
なぜのどが渇いたのか、色々想像しパターンが考えられます。
体系的な訓練を継続して積み上げる
体系的な訓練メニューで、無駄なく着実にステップアップを重ね
ていきます。
もっともらしい、後付の説明訓練が多い日本の演技界の中で、ス
タニスラフスキーシステムをベースに、50年近い知識と研究で日
々進化を続けている、有機座独自の教義集を日々の実践稽古で使
っています。
なんとなく分かっていたつもりの事、聞いたことはある演技論な
ど、日々のモヤモヤも解決するはずです。
いくらワークショップや現場に出ても、「積み上げる」事が出来
ていなければ、結局は果てしない遠回りに終わります。
演出家の操り人形にならない、自立した俳優を目指す
時間の無い現場、経験値の少ない演出家など、シーンごとの演技
を操られる状況でも、演者としてのしっかりとした、理にかなっ
た演技を提示出来る様に訓練します。
日々の体の鍛錬の重要性、戯曲の分析と超目的の発見などなど、
すべてが理論的に 裏づけが出来る様になります。
舞台演技を経て映像演技へ
基礎訓練では、とかく歪曲されてしまいがちな、スタニスラフス
キーシステムを元に「自分で考え、行動出来る」役
者を目指しま
す。
劇団有機座では、既成戯曲の上演が出来ない劇団が増えてい
る現状に有っても、オリジナル作品に加えて、幅広く内外の既成
戯曲の上演も行っています。 映像指向の強い最近の新人の方の中
で、こう言った演技演習を 軽んじる方が増えていますが、一度幕
が上がったらノンストッ プのライブで、役の一貫性を保持したま
ま、お話をつなぎ発展 させていく為には、演技の基礎演習は必要
不可欠です。 我々は舞台演習を行いながら、一方で映像演習も行
っています。
映像作品は、舞台公演と違い、お話のラストから撮影が始まっ た
りと、時間進行が一方向で はありません。 この様に、脚本が求
めている役柄や進行過程を整然と理解し 演技に反映する為にも、
基礎訓練は大変重要なのです。
2025年度後期 募集案内
Expertise555
▽正団員・研究生同時募集です
応募資格
1.主に都内での活動が可能で、日本語によるコミュニケーションが可能な18才以上の男女
2.最低月2回の基礎稽古に参加可能な方 (スケジュールは別途打合せ)
3.真剣に演技・訓練に向き合え、舞台・映像の区別なく芝居が好きな方
選考方法
1.一般的なオーディション形式、または2回程度のワークショップ形式のどちらかを選んで頂けます。
2.研究生希望の方は、2回のワークショップ後に実技オーディションを実施しま
す。
研究生
1.最長研修期間2年、半年ごとの試験により、問題点などをチェックしていきます
2.公演・イベント等の制作アシスタントとして現場実習もあります
3.舞台公演、映像出演は最低6か月経過後から出演可能です
3.次回開講、8・9月
お問い合わせ・ご応募方法
1.専用フォームからお申込みください。別途ご案内させて頂きます。
2. 最終締め切り : 2025年8月末日、ご応募受付順に選考を行い、1週
間程度で合否をご案内させて頂いております。