劇団有機座のご紹介
劇団有機座の簡単なご紹介と、
「有機座教義集」の概要です。
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劇団有機座の簡単なご紹介と、
「有機座教義集」の概要です。
(社)日本有機芸術振興会のご紹介。
演技論的には、スタニスラフスキーシステムの研究・実践を繰り返し、現在も継続して行っています。感覚を頼りにする演技ではなく、確固た る演技術の習得に努力を重ねて来ました。
日々の稽古では、虚構の世界を演じる事を念頭に、舞台に嘘を持ち込まない事に特段の注意を払っています。特に、昨今はTVドラマで見慣れ
てし まった、使い古された表情・仕草は、特別な演出意図が無い限り排除し、現代に馴染むリアリズム演劇を日々模索追求しています。
こう言った事から、「有機座」と言う名前は、スタニスラフスキーシステムに度々登場する「有機的行動」から取り、劇団有機座と言う名前に
なりました。
演技・演劇と言う物は、ご存知の通り芸術で有る以上、大変に奥が深く、一日にして十分な演技力が身につくはずも無く、日々の基礎稽古も、
終点が見えないエンドレスに続いて行きます。これは単に、演技論や劇団の運営システムが十分であったとしても、役者個人のモチベーション
を、終わり無く維持し続ける事は、個人の大変な努力が不可欠であり、その集合体である劇団として、活動を続ける事は、数多くの経験や哲学
が必要とされます。
役者個人や劇団に、多くの経験値が求められるものの、我々の演技論の一番の柱に、「内面的刺激によって正当化されない、すなわち、心理の
関わりに関係無い動きと言うものを、認める事は出来ない」と言う、大前提が有ります。勿論、これすら実戦する事は多くの訓練が必要なので
すが、「感情」を表現する事が芝居だ、と勘違いしている事が多々見受けられるのが、日本演劇の現状です。「感情」は定着しづらく、演技手
法の中心に置く事は好ましくありません。
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