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世の中は、時として、個人個人の考えや、価値観とは全く違った方向に、動いていってしまう場合が有ります、その事に対して、違和感を感じていたはずの個人も、一旦、集団の中のに入ると、その集団が求める、優等生的発言をしてしまいます。
そしてこの、「世の中の空気や雰囲気」と呼ばれている物が、場合によっては、個人の存在や価値観を否定し、あるいは葬り去る事さえ有るのです身近なところでは、学校や職場のいじめ問題で有ったりもっと大きな集団、もっと大きなうねりとなると、それは大変大きなエネルギーを内包します。もしこのうねりが、間違った動きを見せ始めると、それは国と国との喧嘩にもなり、個人に対し、多くの犠牲と悲惨な運命をもたらします。
| ここに「エセルとゼジル」と言う脚本が有ります。アメリカで実際に起きた事件をもとに、脚本化され、事件は当時、世界的 にも注目されました。 核物理学に携わる科学者夫妻が、ある日、ロシアに核爆弾の技術情報を漏らしたとし、スパイ容疑で捕まりました、国家反逆罪は死刑です。 本は、処刑直前、それぞれが牢屋に入れられている中で進みます、「本当にスパイだったのか」、今もはっきりはしていません、世論も大きく分かれました、世論に押される形で、司法取引が進み「スパイ」を認めれば、死刑は免れる事になりました、しかし、夫妻は否認し続けます、執行直前、大統領とのホットラインが、牢屋に引き込まれました、「この受話器を取りさえすれば、死刑を免れ、子供たちの元へも帰れる」、しかし、夫妻は最後まで否認し、刑が執行されてしまいます。
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